旅行会社社員の夏休み~マレーシア・ブルネイ編~

■世界遺産マラッカへ

 スラマッパギ。マレー語の朝の挨拶です。
 マレーシアの首都クアラルンプール(KL)から約3時間で行けるマラッカ(ムラカ/Melaka)は、2008年にペナン島のジョージタウンとともに世界文化遺産に登録されました。貿易の要衝として栄えたこの界隈では、歴史上関係のあった国々の文化、またはそれらが融合した文化が見られます。
 マラッカの代名詞とも言えるのが、スタダイス広場(通称オランダ広場)にあるキリスト教会。周囲も小豆色の建物が並ぶ文化的な景観です。丘を登ったところにはセントポール教会跡があり、日本でも有名な宣教師ザビエルの像も建てられています。(この丘から望む夕陽は絶景との評判も。)川を隔ててチャイナタウンが軒を連ね、マレー料理+中華料理のニョニャ料理や、+ヨーロッパ文化のプラナカン(混血の意)建築も名物です。
 KLからの高速バスを利用した日帰りも難しくはありませんが、マラッカ夕方頃発の便は満席になりやすいため、遅い時間までいる場合は到着時に予め帰りの足を確保されることをお勧め致します。また、シンガポールやマレーシア地方都市への路線も多数ありますので、拠点を移しながらの周遊もオススメです。

■ブルネイ観光

 日本ではリゾート地として知られるボルネオ島(カリマンタン島)。この島には、北側にマレーシア、南側にインドネシア、そしてマレーシアに囲まれたブルネイの3カ国が位置しています。今回は空路でラブアン島へ入り、そこから海路でブルネイを訪ねてみました。(ほぼ素通りしてしまいましたが、ラブアンには沈没船が見られるダイビングスポットがあるそうです。)
 首都バンダルスリブガワンの市内中心には、シンボル的存在のスルタン・オマーン・アリ・サイフディーンモスク(通称オールドモスク)や国王の宝が見られる博物館ロイヤル・レガリア、水上集落カンポン・アイールなど、徒歩圏内に見所が集約されています。また、川の船着場から数十分で行けるマングローブでは、そこに棲むワニやサルなどの野生動物が観察できます。(彼らの食事時である朝と夕方の時間帯がオススメなようです。)

■富の象徴 ニューモスク

 一方、タクシーはほとんどなくバスも不定期運航のため、郊外へ行く場合は宿泊先等で移動手段を手配しておいた方が良いかもしれません。(自転車も全く見かけませんでした。)市内から3kmほど離れたところにあるジャメ・アスル・ハッサナル・ボルキアモスク(通称ニューモスク)は、国王の資産で建てられた荘厳なモスクで、ムスリムでない人向けにも特定の時間帯で開放されており見学が可能です。
 国自体が小さいため長期観光には向かないかもしれませんが、ダルサラーム王国という名の通り、もちろん私見とお断りした上で、述べますが、治安面でも比較的心配がない国のひとつだと思います。
*サラーム(Salaam)はアラビア語で「平和」の意です。