旅行会社社員の旅行記~マレーシア(ボルネオ島)編~

旅行会社社員の旅行記~マレーシア(ボルネオ島)編~

エアアジアXでマレーシアへ

※この旅行記は動物好き社員が趣味全開で書いています。昆虫やトカゲが苦手な方は前のページへお戻りください。

今回は3連休+有給休暇1日でボルネオ島まで行きます。
一週間の仕事を終えて、金曜深夜の羽田空港出発です。
往路はエアアジアXです。LCCですがビジネスクラスに相当するプレミアムフラットベッドで予約を取ってしまいました。
①ライフラットシート・機内食2食・預け荷物40kg・日程変更無料・座席指定無料がついてエコノミーとの差額が片道約2万円だった。
②前回深夜便に乗って着いた後盛大にバテて辛かった。
③予約したのがボーナス直後で気が大きくなっていた。
④とにかくアッパークラスに乗ってみたかった。
…言い訳は以上です!
(こういうことをしてるからお金が貯まらないのです。)

座席は最新のフルフラットタイプではありませんが、エコノミークラスの狭い座席と比べたら天国です。十分眠れます。
1食目は海南チキンライスにしました。なかなか美味。エコノミークラスで注文できるメニューと同じです。
これ以外にご飯のおまけのソフトドリンク1杯、ご飯のおまけとウェルカムドリンクとして500mlの水ボトル(合計で2本)がありました。
それ以外の飲み物は有料ですが、朝まで寝るだけなので貰った分だけで十分です。

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早朝にクアラルンプール(KLIA2)に到着、ここでマレーシアに入国し国内線へと乗換です。
KLIA2は殆どエアアジアしか見ません。ほぼ専用ターミナルです。
写真で見る限り新しくて立派なターミナルでしたが、実際に行ってみると想像していたよりも狭くて安っぽいです。
国内線への乗換は乗換専用の入国審査場があるためスムーズです。
乗換用のセキュリティーチェックがありますが、日本国内線と同様、チェックを通せば飲み物は持ち込み可でした。
(クアラルンプールで降りる方向けの入国審査場はブースの数は多いですが混雑しているようでした。)
2食目はナシレマを選択。なかなかエスニックな味でした。
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お昼過ぎにコタキナバル着。1泊目は郊外にあるボルネオビーチヴィラズに宿泊しました。
空港からは車で30~40分程度です。公共交通はないため今回はGrabを利用しました。
とりあえずこの日は敷地内をブラブラしてリゾート気分を満喫します。
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キナバル公園とポーリン温泉

翌日は朝から片道約2時間掛けてマレーシアの最高峰キナバル山のふもとにあるキナバル公園に向かいます。
キナバル公園は登山の起点になる場所として有名ですが、自然散策もでき、今回はトレイルを歩いてみました。
公園内の道はある程度整備されていますが、舗装はされていなためトレッキングシューズで来ることをお勧めします。
ここは標高が高く涼しいため熱帯雨林というよりは日本の森に近いです。
虫や動物はあまり多くありませんが、珍しいシダやコケがたくさん生えています。
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お昼を挟んでポーリン温泉へ。キナバル公園からは30分程度です。
ここはキナバル公園よりは標高が低いため虫も動物もたくさんいました。
水着を持っていれば温泉に入ることもできますが、素通りして奥の林を散策に行きます。
林に入ると早速ボルネオモリドラゴンがいました。恐竜みたいな見た目ですがとてもおとなしいです。
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テングのような見た目が特徴的なビワハゴロモもいました。30cmぐらいまで近づきましたが全く動きません。
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林の奥まで行くとポーリン温泉名物のキャノピーウォークがあります。
熱帯特有の背の高い木の間に渡された吊橋を渡ります。
橋の下は数十メートルある谷のため、万が一物を落としたら回収不能です。
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ポーリン温泉の近くの農家(ゴム園)で世界最大の花ラフレシアを見せて貰いました。
ラフレシアの花は1週間程度しか咲かず、見ごろは3日間程度しかないとのことです。
植物園などでは本当にタイミングが合った瞬間しか見ることができないため、
観光客が通る道沿いの家は庭で花が咲くと看板を出して観光客を呼び込みます。
ついでにゴム園の中で凄い色のトンボを見つけました。
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コタキナバル

コタキナバルはボルネオ島最大の都市ですが公共交通はバスだけののんびりした地方都市です。
とはいえ中心部は飲食や買い物には困りません。
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今回はハイアットリージェンシー・キナバルに宿泊。
五つ星ホテルですがマレーシアは物価が安いため1泊1部屋1万円程度で泊まることができます。
(ビジネスクラスといい、こういうことをするからお金が貯まらないのです。。。)
このホテルのロビー階にあるタンジュンリアカフェはランチビュッフェが豪華で有名です。
100MYR(約2,500円)はコタキナバルの物価からするとそれなりのお値段なのですが、
日本で同じレベルのビュッフェであれば倍近い値段になってしまうのでとてもお得です。
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ガラマ川リバークルーズ

運が良いとオオトカゲ(ボルネオ島だとミズオオトカゲ?)にも会えるとのことでコタキナバルから南へ約2時間。
ガラマ川まで行きました。
コタキナバル近郊のリバークルーズは色々な川でツアーが催行されています。
川によって見られる動物やシチュエーションが違います。目的に応じてツアーを選んでください。
今回はとにかく動物を間近に見たかったのでガラマ川です。

川が近づいてくるにつれて車からも野生の動物が見えてきます。
カニクイザルは比較的簡単に見ることができました。
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船着き場からの景色。奥に見える白い建物は燕の巣です。
このあたりでは雀の姿を見ない代わりに燕がたくさんいます。
なお、この時点では写真の下の方に写っている睡蓮の花はまだ咲いていません。
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クルーズスタート。ジャングルの中を進んで行きます。
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まもなくテングザルに会えました。
大人のオスはテングのような顔をしていますが、メスや子供は人間に似た顔つきです。
大人のオスは群れに1匹しかいない上に警戒心が強いためなかなか顔を見ることができませんでした。
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子供はのんびりしていてこんな無防備な姿をしている子も。
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離れた木の上にはシルバーリーフモンキーの姿もありました。
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ガラマ川は流れがゆっくりなため鏡面のような水面です。
日暮れ時は絶景が楽しめます。ボルネオ島まで来て良かった!
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この後ホタルや闇の中たたずむ水牛やワニにも会えたのですが、写真に撮れる明るさではありませんでした。
船着き場に戻ると睡蓮の花が咲いていました。
大きな花なのにあっという間に開くようです。
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バンダルスリブガワン&香港経由で羽田へ

当初の復路の計画では早朝のエアアジアでコタキナバル⇒香港と移動しすぐに荷物を預け直して町へ、
中環か九龍あたりで香港在住の友人とお昼を食べてから夕方のHKExpressで香港⇒羽田と帰国する予定でした。
このルートだと比較的直行に近いルートになるためフライト時間もクアラルンプール乗換より2時間短いです。
(東京から直行:2,559mile/香港乗換:2,964mile/クアラルンプール乗換:4,353mile)
早々にキャンペーンで安く席を確保して完璧な計画!

しかしいつの間にやら香港では民主化デモがヒートアップ。
出発が近づいたある日、エアアジアからメールが入りました。
「あなたの便は運休になりました。でも夕方の便に振替したので心配いりません!(超意訳)」
いやいやいやいや、、、夕方の便では羽田行きに乗換が間に合いません。
さらに、別々で予約しているので香港⇒羽田は便を変更するなら有料、払戻は不可です。。。
仕方がないのでコタキナバル⇒香港は返金して貰って別のルートで香港⇒羽田便に繋げる方法を探します。
クアラルンプール乗換では乗換が間に合う便がなく、出た答えはブルネイのバンダルスリブガワン経由でした。

朝のコタキナバル空港。
アジアの地方空港によくある近代的なスタイルです。ダナン空港の国際線ターミナルにも似ています。
コンパクトですが必要なものはおおよそ揃っていました。
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バンダルスリブガワンまではブロックタイムで40分、フライトタイムは25分程度。
前日に訪れたガラマ川を飛び超えるともう着陸です。
バンダルスリブガワン空港もコンパクトで乗換は一瞬です。
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バンダルスリブガワン⇒香港間は約3時間。機内食も出て来ました。
イスラム教の国のためハラルミールですが特に違和感もなく美味しいです。
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香港着。本館(ターミナル1)ではなく主にLCCが利用しているミッドフィールドコンコース(MFC)の方に着きます。
HKExpressもMFC発着のため、乗換には何度も地下鉄に乗る必要がありますが、
本館の果てにあるスポットやバス移動が必要なノースサテライトコンコース(NSC)よりは便利です。
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予定変更のせいで友人に会う時間がなくなってしまったため空港で香港メシ。
美味しいです。美味しいですが、これでたしか1,000円超えていました。コタキナバルの物価に慣れてしまうととても高い。。。
(香港も街中にある地元民向けのお店ならば日本より安いぐらいです)
朝コタキナバルを出たのに香港を出るころには夕焼けになっていました。
乗ってしまえば何も考えずに羽田まで行けます。
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次回もお楽しみに!

1ヵ月後のコタキナバル行き航空券を 検索してみる。


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